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花屋論11 仕入れ価格の不思議
突然ですが、問題です。

10本>50本 50本=500本 10本<10,000本
これは、何を表すでしょうか?
f0006429_0351999.jpg


答え
1本あたりの花の原価。
難しいので解説します。花の品種によって多少条件が変わるのでチューリップで説明します。
チューリップは通常セリにかかるとき50本1ケースです。50本もいらない場合は、仲卸を使います。
仲卸は10本に小分けして5セットで販売します。当然仲卸の利益がのりますので、ケースで買うより2割ほど割り増しになります。具体的には、1ケース(50本)5000円のチューリップの場合、1本あたりの価格は100円になります。仲卸価格になると10本1200円つまり1本120円になります。
つぎに、50本=500本ですが、1品種のチューリップを10ケース仕入れる場合は、特殊な品種を除いて1本あたりの原価は同じになります。数のメリットが通用しません。
50本でも500本でも1ケース5000円ということです。
ここまでは理解できると思います。ここからが不思議なところです。

仲卸で買う10本のチューリップの1本単価より、10,000本のチューリップ1本あたりの単価の方が高価なのです。10本の場合1本120円に対して、10,000本の場合1本150円の単価がつくのです。
全てのお花が上記のような単価になるとは限りませんが、数量が増えると基本的には高価になっていきます。

よく値切るとき、「もう一個買うから安くしといて」や「ここにある商品全部買うから安といて」など数量に物を言わせた値切りを行いますが、この業界では全くの逆で、数量を言うと値切るどころか足元を見られ、「10,000本欲しかったら、こんだけ出して」と強気に出られてしまいます。

なぜか?
答えは簡単です。世の中に咲いている花の本数は限られており、その限られた花をみんなで平等性を持って入札していく。結論としては、欲しい方が高値を付けて購入する権利を持っている。ということです。
10,000本必要な場合とは、何かの展示イベントで会場全体を1種類のお花で埋め尽くす場合などです。
大量に同一品種の花を使う仕事のコンペがある場合、仕事が欲しいので出来るだけ安く見積もりたい、しかし通常の単価で見積もってしまうと、原価が利益を圧縮してしまい、仕事は取れたが全く利益が無い状態になってしまいます。

母の日のカーネーションも同じ事が言えます。花キューピット仕組みを否定するつもりは無いですが、花キューピットのように全国的に同じ商品を販売すると、そこに使われてる品種の単価はもちろん高くなります。写真に載せているので、どの花屋さんも躍起になって仕入れないといけないので高価になります。花キューピットとしては、高価になるのを予想して売値を決定しているので、通常より割高な商品になってしまいます。
母の日の商品を開発するときには、通販大手などのカタログを見て使用されていない品種を探し開発しないといけません。

母の日に感謝の気持ちをこめて花を贈ることは、とても良い事だと思います。しかし、わざわざ花が高騰する日に合わせて、一斉に花を贈るのではなく、日頃お世話になっているお母さんなのだから、思いついたときに贈ってあげれば、母の日の1,5倍のボリュームでお届けできるのになぁって思います。
せめて「母の日」ではなく「母の週間」として前後1週間でお母さんに感謝するようになって欲しいです。

今回は、仕入れ価格の不思議について書いていたのですが、母の日が近いこともあり、話が少しそれました。でも、皆さんに解って頂きたいことは、全く同じ商品が条件によって、変動すると言うことです。

次回の花屋論は、世直しブーケです。4月17日更新予定です。
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by hanajiro_head | 2006-04-11 01:49 | 花屋論
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