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花屋論12 世直しブーケ
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前回までの花屋論では、花屋さんの源泉である仕入れについて書いてきました。
今回から4回に分けてブライダルのブーケ事情について紹介していきます。
第1回「世直しブーケ」
第2回「手探りの価格設定」
第3回「適正価格の答え」
第4回「自由競争を求めて・・・」
の予定です。

みなさんブライダルブーケっていくらぐらいするのか知っていますか?
結婚式場や花屋さんで買う場合でも、通常2万円~5万円程します。
僕が花屋を始めた頃、お世話になったアレンジメント教室の先生も確か3万円~5万円ほどで売っていました。
僕もブーケが作れるようになり、自分の店でブーケを売る場合普通にで3万~5万円で売っていました。

花で3万円って高価だと思いませんか?
1本50円のガーベラだと、600本
1本100円のバラだと、300本も買えます。

高価になる根拠はいくつかあり、僕も何となくその根拠を信じていました。
①ブーケは水もちしにくいので、式の前日に徹夜で作る
②ブーケを作るのには特殊な技術がいる
③一つのブーケを作るのに5倍の花材を仕入れる(10本しか使わない場合でも50本仕入れその中からベスト10本を選んで使用する)
④注文している花は、絶対に仕入れるため前もって注文をかける
花屋さんが10年前3万~5万円で売るのは、この4点程だと思います。
(もちろん原価から売値を設定してると思います)

①と②ですが、確かに10年前は、ほとんどのブーケが、花の頭だけを取り、茎に脱脂綿を巻いて水を含ませる。その上からワイヤーを通して茎の代わりにし、グリーンのテープを巻いて疑似の茎を作る。ブーケに使うお花を全てこの処理をして形を作っていく方法でした。ブーケの形にもよりますが大体一つのブーケを作るのに100パーツ程必要で、時間にしたら一人で2時間~3時間程かかりました。ブーケは手元から放射状に花が広がっていくので、どうしてもこの方法しかなかったのです。いわゆるワイヤリングブーケです。
NFD(日本フラワーデザイナー協会)の検定試験は、ワイヤリングブーケの制作スピードと形のバランスで評価されます。僕も講師の資格を持っていますが、かなり鍛えられました。(ちょっと自慢)

これは噂に聞いた話ですが、ホテルなど多数ブーケが必要な所では、挙式が始まる数時間前に、助手が5人ぐらいでパーツを作り、先生が出来上がったパーツをくみ上げていく方法で、その先生になるまでの修行が大変な業界だったらしいです。
この制作方法で作る場合は、確かに3万~5万は納得します。

ブライディという便利な物が出来た時も、大多数の花屋さんやフラワーデザイナーは特にブライディを使用することなく、ワイヤリング方法で作っていました。ブライディとは、プラスチックの持ち手の先に吸水性のスポンジが付いていて、ブーケを作りやすくするための道具です。
出始めの時は、「こんな道具で綺麗なブーケが作れるかいな」や「こんなんで作ったらブーケの価値が下がる」や「ブライディで作ったブーケは重たくてもてない」など言われていて、僕も少なからず影響を受けていました。

この頃の業界をもう少し掘り下げてみると、今では当たり前のようになっている「ゼクシィ」(結婚情報誌)が創刊されたばかりで、ブライダル業界自体が情報に対して閉鎖的でした。選択肢の無いお客様は、必要な商品を全て会場で揃えるしか方法が無かったのです。当然ブーケも親戚や友達がブーケを作ってくれるや、なじみの花屋さんに作ってもらうなどが希にあるぐらいで、ほぼ会場で揃えていました。
繰り返すようですが、この頃はまだワイヤリングでブーケを作るのが主流だったので、花屋に頼んでも3万円ぐらいはしていました。持ち込むメリットが価格ではなく、クオリティだった時代です。

一生に一回の結婚式なのでこだわったブーケを持ちたいはず、という花屋さん(僕を含めて)の思いこみと、情報が少ない環境の中で、ブーケは3万~5万円という価格が相場になってしまいました。
しかしその一方で、簡単低コストで作れるブライディを使ったブーケを、同じような価格で販売する会場の花屋が出てきたのです。わざわざ低コストで作れるようになったからって価格を安くする必要はない。ということです。

今回の題名になっている「世直しブーケ」とは、簡単低コストで作れるなら、花嫁のためにワイヤリングブーケより安く販売して、買いやすくするためのブーケのことです。(僕が個人的に付けているだけです)
なぜ「世直し」かは、相場である3万円~5万円価格が存在し、ブライディを使って安く作れるのに情報が少ないため、高価なまま販売しているブーケに対して改善の意味を込めて「世直し」にしました。(今でも僕はワイヤリングブーケを売るとしたら3万円は頂くと思います)

先にも触れましたが、「ゼクシィ」が創刊され徐々にブライダル業界が開放的になってきました。
創刊後3年がたち、持ち込みブーケショップがある程度認知されてきたとき、「世直しブーケ」を「ゼクシィ」で販売することにしました。販売価格は、お花お任せで「5000円」。世の中の相場を無視した価格で販売しました。

とても、長くなってしまいました。次回は、今回説明できなかった事を含めつつ「価格設定」について書きたいと思います。
次回の予定は1週間後の4月25日を予定しています。よろしくお願いします。
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by hanajiro_head | 2006-04-19 00:12 | 花屋論
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by hanajiro_head
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