目指せ花人!青年社長の花次郎日記 hanamaster.exblog.jp " height="110" width="550" border="0" /> | ||||||||
現在日本全国にある花屋で多店舗展開ができているのは、日比谷花壇と青山フラワーマーケット(次から青山さんと表記します)の2社です。
日比谷さんは、ホテルや式場のインショップ型店舗の大手です。 有名なホテルに入っている花屋のほとんどが日比谷だと思っても大丈夫です。 青山さんは若い女性をターゲットにして、ショッピングモールやマルイの中に入っている花屋です。みなさんも少しは聞いたことのある名前だと思います。 地域密着型の中堅花屋として10件ほど展開している地方の雄は、その地域に必ずいますが、なかなか他府県をまたいで店舗展開をしている花屋は上記の2社ぐらいです。 この10年間に大阪でフランチャイズの仕組みを作り、全国展開を目指して東京に出店攻勢をかけた花屋も2社いましたが、2年ほどで倒産しました。 僕は同じ花屋として、この出店攻勢を見たときに成功するとは思いませんでした。 多分青山さんを分析し、自分らでもいけると思ったのでしょう。 花屋さんとして儲ける仕組みを作るのに一番の難所は、 「地域ごとに仕入先が同じ」だと言う事です。 高級な花屋も商店街の花屋も同じセリ場で取引しています。 通常同じような販売方法攻め込んできた花屋があった場合、警戒をしていれば対応できる可能性は高まります。お客様を取られる前に手を打ち続ければ体力勝負になり、負ける可能性は低くなります。 全く新たなマーケットに対して、新たな需要をつくり、真似される前に勝ち逃げをしその利益で多店舗展開をしブランド力でお客様を作り続けることができれば、青山さんみたいになれますが、青山さんの2番煎じでは、青山さんに勝てる見込みはありません。 仕入先が同じ市場という事は ・同じ商品を同じ金額で購入できる ・ロットが多くなればなるほど、安く買うことができない(欲しいものほど高くなる) を受け入れなければなりません。 大手の資本力からくるパワープレイができなくなります。 中堅の地方花屋さんが強いのは、歴史からくるブランド力、ケースロット(1ケースのロットを捌ける)のメリット 仕入コストの分散、物流コストの分散などがあるので強いと思います。 しかし、他府県をまたぐと上記のメリットを享受するのにとても時間とコストが掛かってしまいます。 他にも多店舗展開が難しい理由はあります。人の問題、お金の問題、立地の問題などなど。 しかし、1人でも多くのお客様に、いいお花を届けたいと思う気持ちがあれば、時間は掛かるけど、可能性はあるとおもいます。「急がばまわれ」をモットーに! 次回からは、花屋の運営方法について書きたいと思います。 了
by hanajiro_head
| 2012-08-06 17:35
| 花屋論
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