目指せ花人!青年社長の花次郎日記 hanamaster.exblog.jp " height="110" width="550" border="0" /> | ||||||||
今年の秋のピークはなんと言っても「11月11日」いちならび、しかも大安だったので通常の2倍近くありました。みなさんありがとうございます。 2倍近くあるとみなさんは儲かっていると思いでしょうが、とんでもありません。ある一定数を超えると利益を圧迫するようになります。 その理由は2つあります。 ①原材料の生花が相場もの ②制作は全て手作業 ひとつめの原材料についてですが、以前の花屋論11でも紹介しましたが花は基本的にセリで仕入れます。オークションなのでブーケ需要が高まると白いお花や秋なら茶色系統のお花特にバラの価格が高騰します。 母の日のように日程が決まっている場合は農家もその日に合わせて生産計画を立てますが、ブライダルの場合はピークの日時を決めることが難しいです。 しかも主要花材であるバラは球根栽培ではなく株栽培なので、一時のピークに合わせて生産するより安定的に出荷できる生産量を農家は調整します。 つまり、通常の2倍需要があれば原価に直接影響が出る原材料の価格も2倍になってもおかしくないのです。通常80円の白バラがピーク時に180円つくことも珍しくありません。 ひどいときはそれでも手に入らない場合があることです。 弊社はブーケを専門に扱っているので、ある程度ピーク時期は読めますが、普段ブーケを販売していない町の花屋さんがこのピーク時にブーケを受けてしまうと、手配に困ることがあります。 ふたつめの理由は、制作が全て手作業で行われている事です。 工業製品だと数量のメリットが考えられますが、手作業商品なので制作する分量に比例して人件費が掛かってきます。しかも通常の2倍となると普段作っているスタッフの労力では追いつかない状況になります。 そうした場合の対策として、販売店を閉め販売スタッフ総動員で制作することになります。 ということは、販売店がしまるのでその日の売上が入らないので、これまた利益の圧縮になります。 以上2つ理由があるのでピークだからといって儲かるわけでは無いのが花屋の特徴です。
by hanajiro_head
| 2006-11-23 17:13
| 花屋論
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